写真写りが悪いおせちはNGですね

私の家は父方も母方もお正月はおせちを食べる習慣があったので、おせちというものがないお正月は考えたこともなかったですし、お雑煮と共にお正月には必要不可欠なものとして生きてきました。おせちといっても、一からすべてを作るようなお家もあるとは思いますが、家の場合はそういうところは冷めていて、栗きんとんや黒豆、伊達巻などはスーパーなどで買ってきたすでに完成しているものたちをお重に詰めて食べるといったことが通例でした。特にこだわりなどもない私などはそれを美味しく食べ、毎年のお正月を過ごしていたのですが、家で一緒に暮らしている祖母が年齢を重ねたこともあり、少し弱気な発言をするようになりました。

「また来年、お正月を無事に迎えることができるかどうか・・・」という内容のことをつぶやくようになったのです。そこで、少しでも次にくるお正月を豪華にして、お正月を楽しいものに引き上げて、年齢を憂いている祖母のこれからの楽しみの一つにでもしようと、おせちの変革に着手することになりました。

最初は近所のスーパーなどで売っているものなども調べてみましたが、内容物がいままで食べてきたものばかりであったり、写真からしてあまり美味しそうに見えないものだったりと、満足のいくものを近場で探すことができませんでした。

最終的に辿り着いたのが、通販でした。

なによりおせちの種類がすごいですし、値段も様々で、数が多すぎてどれにしようか迷ってしまうほどです。 和のおせちだけでも数えきれないほど様々なお店や、中には名前を聞いたことがある高級有名店からも売りだしていますし、選択肢が多すぎて逆に困っていました。イタリアンやフレンチのものを盛り込んでいる洋風おせちや、中華おせちといったものまでたくさんあることに、これまでの「正月は和のおせち」だという固定観念も崩され、衝撃を受けました。

量も大人数用から一人用まであることも知り、まずは手始めにと祖母のために一人用を注文し、お正月を迎えました。最初は和の(少し高級な)おせちを頼んでみましたが、写真と同じく、むしろそれ以上のボリュームと質で、そのおせちを見て、食べた祖母に笑顔があったことはなによりの喜びでした。 それからは毎年いろいろなおせちを通販で頼むようになり、お正月がより楽しいものになりました。